みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第70章 第七十話 優夜の子育て日記その11(優夜編最終話)
学校に着くとさすがに薄気味が悪い。
なんか出そうで嫌だ。
一階の正面玄関近くにある職員室だけ明かりがついている。
僕達は正面玄関から入り、職員室入り口の前まで着くと一言だけ克俊に言う。
「ありがとう。悪いんだけど少しだけ待っててもらってもいいかな? 」克俊も大きくなったと言えどもまだまだ中学生。
一人で帰すと危ないから一緒に帰ろうと思ったんだ。
「判った。それじゃ僕はここで待ってるね」それだけ言うと職員室の壁を背もたれにして座り込む。
「夜遅くに申し訳ございません。どなたかいらっしゃいますか? 」中から亮輔の声が聞こえてるけど関係なく声を出す。
「優夜?! 」ガタン! という何かがこけた音を聞きながら心の中で少しだけ笑う。
当然何も教えてくれずに勝手に来た亮輔への意地悪だ。
「どちら様でしょう? 」職員室のドアが開いて出てきたのは一人の若い女性。
周りを見渡し僕と座っている克俊を見る。
「克俊君こんばんは。こんな夜遅くにどうしたの? 」どうやら克俊とこの女性は知り合いらしい。
「あ。こんばんは。先生。いつも優輔がお世話になってます」礼儀正しく挨拶してる克俊。
そうか。この女性が優輔の担任の先生なんだ。
「申し遅れてすみません。私優輔の親です。この度は申し訳ございませんでした」頭を下げて非礼を詫びる。
「優夜! こんな所で何してる! それに克俊! 何で優夜を病院から連れ出した! 」この場の状況も忘れ憤慨する亮輔。出来ればお帰りの一言位欲しかったんだけど。
「僕が克俊に言ったんだ。ここまで連れてきてって。克俊を怒らないで」とりあえず亮輔も落ち着いてないと出来る話も出来ないじゃないか。
「とりあえず中へどうぞ。克俊君も中にどうぞ」そう言いながら横にどいてくれた先には一人のご夫婦が居た。
多分隆文君のご両親だろう。
「亮輔ごめん。中まで押してくれない? 」にっこり微笑みながら頼む。
「すみません。僕はここで待ってます。一人で考えたいこともあるので」律儀に僕がお願いした事を守ってくれる克俊。
考えたい事ってさっきの『本当の家族とは何か? 』って事だと思う。
それでも僕達家族はちゃんと知ってなきゃいけない。本当の家族とは何かと言う疑問の答えを。血が繋がってないから尚更のように……
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