みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第68章 第六十八話 優夜の子育て日記その9
「優輔。学校で何があった? 正直に話してごらん」それだけ言うと僕は静かに優輔からの言葉を待つ。
「えっと、怒らない? 」初めて二人で話をする上にいきなり怒られるか怒られないかの瀬戸際の話なのだろう。不安がるのは当然。
「怒る必要があると思えば怒るし、怒らなくていいことだったら僕は怒らないよ」
「あのね、今日学校の授業が終わった後でクラスメイトが僕の前に来てね」だんだん目に涙が溜まり始め声も涙声に変わっていく。
「うん。それでどうしたの? 」何となく学校の話を聞けるのは嬉しい。今まで一回も聞いたことないから。
「それでね、その子が僕に言ってきたの。僕にはお母さんが居なくてお父さんが二人もいる変態親子だって。だから僕その子殴っちゃったの」
(えっ? 何で優輔が変態にされなきゃいけないの? 何でそんな事言われなきゃいけないの? )
「そっか。優輔。人を殴っちゃいけない事くらい判ってるよね? ちゃんと殴った事明日会った時に謝るんだよ?! いいね? 」どんな理由であれ人を殴っちゃいけない。
実際僕は何人も殴って傷付けたりして来たけど、やっぱりそれを癖にしちゃいけないと思う。
「でも、僕悪くない! 隆文君がお父さんの悪口言うからいけないんだ! 」頭を振り回しながら否定してくるけどやっぱり子供。
「優輔! ちゃんと隆文君のお母さんやお父さんには僕が言うからちゃんと殴った事は謝れ! いいね? 」今まで親らしい事は何もしてあげれなかった優輔だけどこれから一杯してあげたいと思う。
当然克俊にも。
「うん」小さくコクンと頷くとそのまま膝を抱えて小さくなってしまう。
「ほら。そんな狭い椅子で小さくなってないでこっちにおいで」怒る事は終わったから満面の笑顔で手招きする。
ノソノソと立ち靴を脱いで柵のない場所から僕が居るベットによじ登ってきた。
その仕草が凄く可愛くて僕は上ってきた優輔をまだ動きにくい体を起き上がらせ真正面から抱きしめ、サラサラの髪を撫でてあげる。
本当に優輔へ伝えたかったありがとうという言葉を乗せて。
優輔は小さい体で一所懸命僕や亮輔を大切に思ってくれて守ろうと必死になってくれたんだ。
一度も声を聞いた事ない僕の事。守ろうと頑張ってくれた。
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