みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第67章 第六十七話 優夜の子育て日記その8
次は看護士さん? それともお医者さん? どっちでもいいけど克俊とかさっきの子供の事とか今が何年でいつなのか亮輔たちは元気にしてるのかそっちの方を優先して教えて欲しい。
「どうぞ」今日何十回目になるのか数えるのも面倒臭くなってしまった言葉を言う。
「優夜兄ちゃん。ごめんなさい。僕のせいで……ぼく………のせいで…………ごめんなさい」入ってきたのは医者でも看護士でも亮輔でもなく一番僕が心配で心配で仕方なかった克俊だった。
随分と大きくなってる。
肩幅も、身長も顔つきや声だって大人っぽくなってる。
嬉しい反面その成長を見れなかった自分に腹が立つ。
克俊の顔から落ち続ける涙。
その腰にしがみ付いて克俊の後ろからたまにひょっこり覗くさっきの子供。
(? 何のことを謝ってるの? 克俊何も悪くないんだけど。僕は当然の事を親としてしただけ。そしてその行為を出来た自分が僕にとっては誇らしくもあるんだけど)
「どうした? 克俊。もし交通事故の事で謝ってるんだったら謝んなくていいんだよ。あれは親として当然の事をしただけだから。僕としてはそれが嬉しいんだよ。だから謝らないで」手招きして克俊をベットの横に呼ぶと落ちそうになっている克俊の顔を拭う。
後ろで羨ましそうに克俊を見上げる子供に僕は体の向きを変え、そっと手を差し伸べ残っている涙の後を拭ってあげる。
「それで、克俊。何個か教えて欲しいんだけどダメかな? 」控えめに聞くと明らかに動揺が隠せないように緊張の顔になったまま頷いてくる。
「その子僕の事お父さんって言ってたけど……」当然僕の疑問は先に克俊の腰から離れまいと必死にしがみ付いている子供の方が気になって仕方がない。
「ほら。自分で挨拶しな。それ位できるだろ? 」後ろから克俊が引っ張り出してきて少年は僕の前に立つ。
「僕、僕、僕の名前は優輔(ゆうすけ)…です」それが限界だったのかすぐに克俊の後ろに逃げ込みまた腰にしがみ付く。
「この子は優夜兄ちゃんと亮輔お父さんの子供だよ。血の繋がってる二人の子供」少し悲しそうにしながらも懸命に隠すように目を細め笑いかけてくる。
「優輔? 今小学生? 何年生? 」にっこり微笑みかけながら聞いてみる。
最低どれ位寝てたのかこれでおおよその見当がつく。
「えっと…モガッ」きちんと答えようとしている優輔の隣から手が口を塞ぐ。
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