みんな・愛してるよ
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発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第65章 第六十五話 優夜の子育て日記その6 お正月ver.その壱
雑煮も食べ終わり食器を台所に持っていくとミカンを浴槽へと人数分置いて、お風呂の自動湯張りスイッチをいれ、僕は包丁を片手におせち料理の調理を再開する。
そう、今年はお風呂年越しに決定したんだ。
それも! 三人仲良くお風呂で裸のお付き合い。
今年から何度一緒に迎えられるか判らないけど限られた時間を血の繋がりなんて無くてもこれから楽しく共有出来るようにと僕は心の中で必死に願う。
子育てという未知の領域への不安と克俊の成長を目の前で見れる幸福(しあわせ)。
もうすぐ終わる僕の今年は、何もかもが一変した年だった。
大好きな亮輔との結婚。克俊との出会い。出合った翌日に康宏に告げられた彼氏宣言? そして克俊自身が亮輔と僕の子供になる事を決め、養子ではあるけれど僕は結婚した数日後に一児の親。亮輔もだけどね。
亮輔と出会ってからというもの僕はずっと亮輔を追い続けている。最愛の背中を必死に。
そして、大好きな声が僕を呼ぶんだ。
「優夜。あと十分(じゅっぷん)で年越しちゃうぞ? 」
そう。今みたいに僕を優しく甘く呼ぶの。
「ゆ、う、や! 」大きくて優しい右手が包丁を持つ僕の手を握り締めながら耳元へ大音量が響く。
ビクン! と僕は跳ね上がり、声のした方へと振り返りつつ返事を返す。
「な、なに? どうしたの? 何かあった? 」亮輔の顔を見ると何だか不機嫌そうな顔で僕を見つめてる。
「何かあった? じゃない。あと十分で年越しちゃうぞ」左手で僕の頭を子供にするみたいに一なですると亮輔は脱衣所へと向かう。
僕も調理していた手を止めて大好きな背中を追いかける。
二人してドタバタ脱ぎ終わるとそそくさとあらかじめミカンを浮かべておいたお風呂へと侵入。
克俊が髪を洗いながら浴室の椅子に腰を掛けたまま目をまん丸に広げ僕達を見つめる。
当然、僕や亮輔は克俊がびっくりしてる事など気にする事も無く洗っている途中の髪へと手を伸ばす。
全員でお風呂に浸かると浴槽のお湯が溢れ出る。
年越し位贅沢しても罰(バチ)は当たらない。普段ケチケチしてる僕も行事がある期間だけは寛容なんだ。
プカプカ浮かぶミカンを一人一個ずつお湯に沈めたりしながら食べる。
すっぱいミカンでも何故かお湯に数分浮かべるだけで甘い。
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