みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第63章 第六十三話 優夜の子育て日記その4
「亮輔、僕が持って帰ったデジカメの中身見た? ちゃんと写ってた? 亮輔の役に立てた? 」少しだけ膨れた僕の頬だったが、それもすぐに心配に移り変わる。
命の危険を感じてまで必死に撮った物が証拠にもならないんじゃ意味が無い。
「それなら心配するな。大丈夫ちゃんと写ってたしもう会社で手配させてる」覗き込んでくる顔は昨日の夜に見た暗い顔ではなく優しく微笑んでくるいつもの亮輔。
「それと。克俊! 優夜にもちゃんと自分の口で言う事があるんじゃないのか? 」少しだけきつくなった亮輔の口調に僕の体が勝手に硬直する。
おずおずと控えめに僕の前に克俊が出てくると周りに居る皆に緊張が走る。
空気がピーンと張り詰めたように固まってる。
「優夜兄ちゃん。あのね、迷惑な事判ってるけど、僕一人の我侭だって判ってるけどそれでもお願いがあるんだ」空気がますます張り詰め限界に達していると思えるくらい僕の背中に汗が流れ落ちた。
「な…何? 」出来るだけ平常心を装うように努力しても、どもってしまうのは仕方ないはず。
だって克俊からの初めて言われるお願いだから。
「これからもずっと亮輔と優夜兄ちゃんの所で暮らしちゃ駄目かな? 」
ドキドキ心臓が早鐘を打ち頭が真っ白になる。
静かに亮輔を見る。
亮輔の口が一回ちゃんと施設に帰そうと伝えてくる。
数分の沈黙の後静かに口を開く。
「克俊。迷惑って僕思ってないよ。克俊がそうしたいなら僕は構わない。克俊の人生は克俊が決めるんだから。でもね、施設にはどうしようか? 僕としては明日施設に一度行ってちゃんと自分の口で言って欲しい。出来る? 」克俊の目に溜まった涙を指先で拭いながら静かに言うと克俊は大きく一回頷いた。
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