みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第63章 第六十三話 優夜の子育て日記その4
睡眠不足のまま朝を迎え、味気ない朝食を口にしてただ時が過ぎるのを病院の窓から外を見上げる。
民家に囲まれたこの病院からは見晴らしが良く、高層ビルが一つだけそびえ立つ。
夜間は夜景が綺麗なのだろうなと思いつつ朝の道に目を凝らす。
学校に遅刻しないように走っているランドセルや背広を着て会社へ向かうサラリーマンの後姿。
そして遠目からでも亮輔だけは見逃さない僕の目が病院に向かってくる人物を捕らえた。
亮輔と克俊に加え国久・康宏・光啓と勢揃いでこちらに向かってきている。
亮輔の顔には困り顔がありありと見え、病室に着き次第何かを僕に頼みたい雰囲気。
(そういえば明日克俊と光啓は施設に帰るんだったな。克俊達は楽しく過ごせたんだろうか? )不安を抱えつつもまた数日でも構わないから一緒に過ごしたいと切に願ってしまう。
あくまで怪我だから数日中には退院出来るんだろうけどやっぱり施設へ見送りに行く事は許してくれないと思う。
やがて病室のドアが開き皆がぞろぞろ入ってくる。
「優夜兄ちゃん大丈夫? 」と心配そうに声を揃えながら聞いてくる子供二人組み。
「リンゴ食べるか? 」懇願するような目をしながらも優しく伝えてくる僕の大好きなテノール。
「本当にお前はハジキ関連の事多いよな? 」隣で亮輔が睨んできても平然と幼馴染の時みたいに撫でまわしてくる国久の手。
「あんまり怪我ばかりしてると亮輔兄ちゃんが倒れちゃうから程ほどにしてよね」誰にでも優しい康宏。
「みんな、ありがとう。亮輔、ごめんね? 心配ばっかり掛けちゃって……」俯きながら言うと亮輔の腕が僕を包んでくる。
「気にするな。今回の事だって俺の為に何かしたくてまた突っ走っただけなんだろう? いつもの事だろ」クスクス笑いを堪えてる声で僕の耳元に囁いてきた。
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