みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第62章 第六十二話 優夜の子育て日記3
その時には止める為に上げていた僕の手も元通りに下りていて横をすり抜け光啓が克俊に近付く。
(はぁー。やれやれ、ここまでお膳立てしてあげなきゃいけないとは……でも、それで二人がもっとお互いの事知っていければそれもまた一つの道か)そんな事を思いながら僕はベットに乗せてあるローション等の入ったビニール袋を手に持ち、光啓に突き出す。
光啓はお礼だけ言ってそのまま部屋を出て行った。
克俊は愚図りながらそれでも尚、光啓にしがみ付いていたけど。
「二人共仲良いんだな。まるで兄弟みたいだ」微笑みながら言ってくる勘違いだらけの亮輔を尻目に僕は聞こえないように溜息一つ落とすと部屋の電話を取り康宏に連絡する。
克俊達がどうなったのか康宏も心配してるだろうから。
事情を説明したら簡単に判ったとだけ返事が来てそのまま電話を切った。
ふと亮輔に視線を戻すとさっきまで居た筈の場所に亮輔の姿は微塵もなかった。
亮輔の匂いだけ敏感に感知する僕の鼻に任せて亮輔の居場所を頑張って探そうと試みたが探すまでもなく布団が盛り上がってるのに気付く。
(亮輔もう寝ちゃったのか。でも、無理もないよね? 長時間運転してホテルに着いた後もドタバタ荷物運び込んで、その後もまた不慣れな道をひたすら運転してその後やっとで寝れたって思ったら克俊のアレでしょ? お疲れ様。亮輔。愛してるよ)そっと布団を首まで開け静かに寝息をたてる唇にキスを落とす。
何だか恥ずかしくてそっと自分の手を亮輔の瞼に当て、そのままもう一度キスをする。
「亮輔。子供出来なくてごめんね。僕が男でごめんね」何故か一生言うつもりの無かった心の声が堰切ったように僕の口から漏れ出してしまう。
涙は頬を流れそのまま亮輔の頬へと落ち、布団へとシミを作っていく。
その日は自分のベットではなく亮輔のシングルベットに入り込み狭くても少しだけ幸せな気持ちを抱きながら眠りの淵へ身を投じた。
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