みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第62章 第六十二話 優夜の子育て日記3
それから数分後僕は光啓(みつひろ)の部屋の前に居た。
光啓っていうのは、今国久の家で預かっている子で克俊の彼氏。
ドアを控えめにノックすると十秒もしないうちにドアが開いて光啓が顔を出す。
「少しだけお邪魔してもいいかな? 」何で僕が来たのかはおおよその見当が付いている顔つきをしている。
「うん」首を縦に振り、道を開けて中に通してくれた。
光啓は小学生とは思えないくらい身長が亮輔と同じ位高くて、ちょっと負けた気になるから僕としては複雑。
目はちょっとつり目で鼻は高い。それでも何処と無く子供の雰囲気を併(あわ)せ持ってる。
「優夜兄ちゃんの所にやっぱり克俊いったのか」項垂れながら哀しげに呟いた言葉が沈黙を作り始める。
「克俊来たよ。話し聞いてると途中から泣いてた。光啓は何で途中で止めちゃったの? 」責め立てる言い方ではなく出来る限り優しく問いかけるように口調を注意しながら訊く。
「俺は別に克俊を苦しめたり痛がらせたい訳じゃない。克俊が、痛がってたから止めた」項垂れたまま教えてくれたその頬を両手で挟みこんで僕の方に向かせる。
「そっか。良かった。今ね、克俊凄く落ち込んでてどうしようか迷ってたんだ。痛がってなかったらしたんでしょ? それだったらちゃんと痛くないようにある物をあげるからそれでちゃんと慣らしてあげて」それだけ言うと僕はおいでと手を振り光啓を連れ、自分の部屋へと向かう。
亮輔は頭良いから僕が何をしに行ったのか位判ったのだろう。
部屋に戻ると亮輔は克俊を片手で抱きしめ、頭を撫でながら克俊を泣き止ませようと悪戦苦闘していた。
僕の後ろで静かに付いて来ていた光啓の空気が凍り付いたみたいに背筋が寒くなる。
後ろから飛び出しそうな雰囲気を感じ取った僕は片手を上げ静止させた。
それに気がついたのか克俊の泣きすぎて赤くなった目が僕達に向く。
「光……啓…? ごめんね。僕が痛がったりしたからやる気なくなちゃったんでしょ? 僕の事もう嫌いになっちゃった? ごめん。ごめん」一瞬止まったと思っていた涙がまた頬を伝わり始めそのまま全身の力が抜けたかのように克俊の膝が床に落ちる。
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