みんな・愛してるよ
第61章 第六十一話 優夜の子育て日記2
翌日空は綺麗に澄み渡り、ドライブ日和だったので、康宏に連絡して遊園地まで行く様に仕向けてみる。
施設だと遊園地とか行けないだろうからやっぱり施設から出ている間で一杯楽しい思い出を作って欲しいと思うんだ。
康宏も一緒だったらしくて、二人共電話越しで同時に目的地を言うと同じ答えが返ってきた。
「九州のスペースワールド」なんだか亮輔と克俊に似てるかも?
そんな変な事を考えつつも大人四人は慌しくドライブの用意をして大人四人と子供二人を乗せた車は発進する。
ワゴンで真っ青な車は僕が亮輔の為にわざわざ買ってきた車なんだ。
高速でたまにパーキングによってはトイレと飲み物や食べ物を買ってきて亮輔の隣で僕はせっせと亮輔に食べさせる。
運転中はやめた方がいいんだけど、子供二人が興奮して康宏と国久で何とか我慢させてる状態。
ワゴンだから多少騒いでも大丈夫。
当然シートベルトは全員してるよ?
運転は疲れないように亮輔と国久で交代しながら運転して僕と康宏は子供二人の話相手とか遊び相手を含め亮輔たちの世話までしてる。
忙しいけど、子供達のはしゃぎ方見てるとこっちまで嬉しくなっちゃう。
子供達のはしゃぐ声と僕と康宏の心の雄叫びを乗せたまま車は九州へ上陸する。
休みを無理やり詰め込んだからスペースワールドのある北九州へ何日か滞在予定。
旅行っていつになっても楽しい。
色んな景色見れたり、色んな騒動があったり。
とりあえず到着初日は亮輔も国久もクタクタでそのまま泊まるホテルに直行した。
ホテルに着くと子供達が一緒の部屋が良いと騒ぎ出す。
仕方なく子供達と国久達と僕達の三部屋用意してもらい、子供達のルームキーは二つ借りた。
でも、何でか判らないけど康宏が微妙に反対してたのが気になる。
部屋に入ると何故反対してたのか気になる僕はそそくさと康宏の部屋に電話を繋ぐ。
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