みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第60章 第六十話 優夜の子育て日記1
「この家でですとかますは使わなくていいよ。急に辞めるって事も無理だろうけど、ゆっくりゆっくりね。ニンジンが嫌いなのか。それじゃ、僕のとっておき作ってあげる」そのまま台所に行って亮輔の大好物のおつまみを作り始める。
このおつまみってお酒とかだけじゃなくてご飯ともパンとも結構相性良いんだ。
人参とか野菜の旨味だけを引き出してるから嫌いな人でも結構食べれたりする。
亮輔って言ってなかったけど結構な偏食家なんだよ。
野菜嫌いだし、僕が作ったのだって食べない時あるし。
でも、いつだってこのおつまみだけは独占するように食べてる。
だから克俊もきっと食べてくれるし好きになってくれると思う。
せっせと作ってると亮輔が荷物を運び終わったのかリビングに顔を出す。
「この匂い。今日は豪勢だな。アレを作ってるとは」匂いを嗅ぎながら克俊をキッチンに連れてくる。
「優夜兄ちゃん人参。使ってないよね? 」食べたくないと懸命に訴える眼差しが僕に向かう。
僕が生き返った時体の歳が死んだ時まで戻ってるからまだおじちゃんって呼ばれたくない。
だから克俊にもお兄ちゃんって呼ばせてる。
「使ってるよ。人参。でも、騙されたと思って食べてみてごらん美味しいから」菜箸で克俊の口元に持っていくとやっぱり食べたくないのか口を開く気配すら無い。
「克俊が食わないなら俺が食ってやる」僕の手を握り自分の口まで菜箸を向けると菜箸で掴んでいたはずの物が一瞬の内に消えていた。
無理強いする気は無いけどやっぱり栄養が偏らないようにちゃんと食べて元気に育って欲しい。
自分の物を取られたからだろうか、次第に克俊の目が潤んでいく。
「ほら。次は亮輔に取られないように食べるんだよ? 亮輔ってばすぐ人の物でも取るんだから! 」フライパンに残っている料理を摘んでそっと克俊の前に持っていくと不安げに口の中へと運んだ。
モグモグと口を動かし、吟味するかのごとくしっかり味を確かめている顔は何だか真剣さが凄くて笑いそうになった程。
口に入った食べ物を飲み込む時には克俊の表情は満面の笑みだった事から気に入ってくれた事が伺える。
そう。これから数日間僕と亮輔の家で始まる楽しい生活がスタートするんだ。
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