みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第60章 第六十話 優夜の子育て日記1
鐘が鳴り響く中僕達四人を乗せた赤いスポーツカーはゆっくりと教会の前から走り出した。
四人とも服装は同じタキシードだったけどそれぞれ違う事を思ったり感じたりしているのだろう。
これからの生活や行動。そして一番考えなきゃいけないのは子供の事。
僕達は普通の生活を送り、普通の生活を繰り返して普通の結婚はしていない。
何もかもが普通ではないけれど、それでも普通より何倍も嬉しいんだ。
僕等の夢や希望や絶望や色んな感情を乗せたまま赤いスポーツカーは走り続ける。

空が暗くなり始めた時ホテルに戻ってきた。
これから血の繋がらない兄弟四人はそれぞれ二組ずつ別々の道を歩んでいく。
僕と亮輔。そして康宏と国久。
違う人生だけど何処かで少しだけでもいいから交われる日を信じて。
ホテルの部屋は僕と亮輔。そして国久と康宏。来客の人達の部屋とそれぞれ分かれている。
国久達と廊下で別れ、僕と亮輔は自分達の部屋に入る。
二人だけになると何だか照れ臭くて恥ずかしい。
結婚して初めての夜ってこんな感じなんだろうか?
少し俯きながら照れ隠しに亮輔の背中に頭を乗せる。
「どうした? 優夜。疲れたのか? 」優しく聞いてくる亮輔に僕のやっとで落ち着いてきた心臓の音が早鐘に変わっていく。
亮輔の背中と触れているおでこから熱が出て僕の体を焼き尽くす。
昔の僕だったら戸惑って逃げていただろう。
でも、今は違う。心臓がドキドキして苦しくて切ない気持ちは亮輔の事が好きだから愛してるから体が好きだよ。って言ってるんだ。
「亮輔。愛してるよ。ずっとずっといつまでも」背中から亮輔の体に腕を回して縋りつくように抱きしめる。
僕と亮輔の間に誰も入れないくらいにギュッと。
「知ってる。俺も優夜の事ずっと愛してるよ。誰がなんて言おうとお前だけ特別で俺の一つしかない宝物だから」そっと僕の手に添えられた亮輔の暖かい手。
少しだけ亮輔に回した腕の力を抜く。
亮輔の背中から頭を退かして、少しだけ上を向き目を閉じた。
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