みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第51章 第五十一話 皆の為に出来る事
手紙をそっと台所の引き出しに隠して、翌日の夜二十時に亮輔の会社の屋上に向かった。
当然亮輔には少しだけ外に出かけてくるって嘘を言う。
時間はまだあったから途中で晩御飯を食べてその後でゆっくり向かう。
嘘を付いた後ろめたさはあったけど、やっぱり家でじっとして亮輔ばかり負担は掛けたくないんだ。
指定された時間の三十分位前に屋上に着くと確かにヘリが待っていた。
ヘリに乗り込み渡されたヘッドホンをつける。
プロペラが回転し始め暗く染まる闇の大空に飛び立つ。
空とか飛行機でしか飛んだこと無いから何処に何があるってのはわかんなかったけど、やっぱり金持ちって感覚がわからないかも。そりゃ、僕だって金持ちって自覚あるけど、材料でも他の買い物でも出来る限り安く済ませるようにしてるし、無駄な買い物もしないようにしてる。
それにヘリなんて金額高いものチャーターなんてしない。
ヘリ使う位だったら絶対に車だって。自転車とか歩きで行ける幅だったら時間帯によって変わるけど、出来るだけお金の掛からない交通手段使ってる。
空に飛び始めて二十分位経った所でビルの屋上に降り立った。
地下一階まで行けと言われてエレベーターで降りる。
地下一階に着くと、そこに待ってたのはヤクザの大群?と亮輔のお母さんだった。
「あの…これは? 」冷や汗がだらだら背筋を伝わり僕の緊張を張り詰める。
ヤクザが近付いてきて僕を肩に担ぎ上げ、どこかに連れて行く。
奥の部屋には車が一台あってそのトランクに押し込まれる。
そのままトランクを閉められ真っ暗な中どこかに連行していく。
着いた場所はどこかの公園。
名前なんてわかんない。
ただ雰囲気から公園と見て理解出来るような感じ。
暴れる僕を押さえつける為に左手を後ろに捻り上げられ亮輔のお母さんが僕に告げてきた。
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