みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第48章 第四十八話 亮輔と僕
「母さん。俺の幸せの為を思うんだったらそのままにして。俺はコイツだけ隣に居てくれたらそれで幸せなんだ。優夜以外と一緒に居ても俺は幸せなんて感じなかった。こいつは、優夜は絶対に俺の隣に帰ってきてくれるんだ。優夜の居場所が俺の隣だけなように俺の隣もこいつしか居ない。俺は優夜と出会って初めて知ったんだ。笑う事。泣く事。悲しむ事。そして人を愛する事。こいつが教えてくれたんだ。俺の隣で一緒に。たとえ俺が突き放したとしても優夜は元から意地っ張りでなに仕出かすかわかんなくて目が離せないんだ。心配で心配で、だけど大好きで…手放したくなくて……優夜、もしこうやって俺が止めなかったらお前がどうしようと思ってたのか当ててやろうか? 」意地悪く優しく微笑む顔は僕の知ってる亮輔。僕がずっとずっと愛し続けた亮輔。
「当てられそうで怖いから言わなくていい」
「新しい所でどんな風に甘やかされたか知らないけど世の中そんなに簡単に渡れないわよ? 男同士だなんて。子供はどうするの? 跡継ぎは? 老後は? 何にも考えてないでしょ? 亮輔だけは幸せになって欲しいの。人並みの幸せに」涙ながらに伝えてくる亮輔のお母さんの言葉は痛いくらいに僕の気持ちに入り込んでくる。
「甘やかされては無いよ。母さんよりも今居る所の母さんの方が色々教えてくれてるだけだよ。世の中簡単に渡れないことくらいわかってる」
「わかってない! 男同士だなんて変よ! 子供も出来ない。生産性も無い。何が社会に返せると思ってるの! 普通じゃないわよ! 」亮輔の肩を掴んで前後に揺さぶりながら必死に伝えようとしてる。
何も間違った事は言ってない。そう。間違ってない。僕もそう思うから。でも、でもね、好きなんだ。亮輔の事。愛してるんだ。ずっと。出会った時から。普通じゃないからって男同士だからって好きな気持ちに嘘はつけないよ。もし、普通に異性好きになっても一人の人を好きになること。僕と亮輔も一人の人を好きなだけ。性別だけが大事なの? 気持ちは捨てなきゃ駄目なの? 僕は捨てれない。捨てたくない。自分の気持ち大事にしたい。例え世の中を渡れなくて途中で死んだとしても僕は嬉しいんだ。自分の気持ち偽ってまで好きな人を手放さなくていいんだから。
亮輔の腕は僕の頭を抱え込んで体で口を塞がれてしまって何も言えない。多分言わせたくないんだろう。
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