みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第48章 第四十八話 亮輔と僕
「優夜兄ちゃん! 逃げるの? 亮輔兄ちゃんの言葉も聞かずに逃げるの? ちょっと! 亮輔兄ちゃん止めないでよ! 」不機嫌そうに亮輔の制止を振り切り僕に何か言おうとしてる康宏に目を向ける。
別れを言われそうで怖くて悲しくて辛くて切なくて……体が小刻みに震え、目は涙で下半分はもう見えない。今すぐにでもその場で蹲って泣きそうでそれでも必死に僕は泣く事を我慢してた。まだ亮輔に、亮輔の腕の中に戻れないから。奥さんや彼女が居たらその人に悪いから。だから屋上で一人静かに泣こうと思ってた。
「優夜。馬鹿! どれだけ頭悪いんだよ! たった四年だろ? その位待てない程俺は軽く見えるか? 四年なんて十年に比べたら可愛いもんだろ? 十年待ってもお前を、優夜を他の人間に触れさせたくない程俺はお前が好きなんだよ! 例え百年だろうと千年だろうと待ってやる! お前以外に俺の隣に立たせはしない。俺の隣に立っていい奴は俺が決める。俺は優夜以外に俺の隣は立たせない! 例え優夜が嫌がっても俺はお前がいい。隣にお前が居てくれないのなら俺は孤独でいい。一人でいい。俺が欲しいのは優夜一人なんだから」僕の耳に届いてきた言葉は数分僕の全ての思考を奪い去る。
思考の途切れた数分の間に僕の体は亮輔の暖かい腕の中に閉じ込められた。
ぎゅーと痛いほど力を込められた亮輔の腕の中は長い時間、何百年も嗅いだ事無いほど僕の鼻腔をくすぐり、酔わせ、狂わせてく。
(亮輔。なんて言ったの? ほんとに僕でいいの? 僕なんかでいいの? 亮輔を一人ぼっちばかりにしてるこんな僕でいいの? )
「私は貴方の為を思って。貴方の幸せを考えて……」亮輔に詰め寄って僕と亮輔を引き剥がそうとしてくる女の人に亮輔が言葉を紡ぐ。
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