大好きな亮輔兄ちゃんへ。

『何度も何度も一人ぼっちにさせちゃってごめんなさい。
それに初めてのラブレターでお別れなんて……
亮輔。我侭なの判ってるけど、よりを戻すって言ったら変かもしれないけど、付き合ってください。
一秒も離れると辛くて悲しくてすぐに泣いちゃいそうなんだもん。
今でもグズグズ言いながら書いてるんだよ？
亮輔。亮輔。亮輔。
もう遅すぎるかな？
嫌われちゃったかな？
返事は康宏に渡して。
今はまだ会えないから。
会える自信ないから。
でも、亮輔が許してくれるなら亮輔の腕の中に戻りたい。
やっぱりこれって僕の我侭だよね？
勝手にも程があるって怒られちゃうかな？
亮輔を何度も置いてきぼりにして、一方的に別れてなんて言っておいて結果的にはまた付き合ってとか嫌われちゃっても仕方がないよね。
もし僕のほかに好きな人が居たり、もう僕と付き合いたくないなら返事はいらない。
貰うと辛くなるだけだから。
もし亮輔の腕の中に戻ってもいいんだったら一ヶ月の間に康宏に手紙渡して。
一ヶ月過ぎたら亮輔の事諦めるから。
諦めれるかどうかわかんないけど頑張るから。
だから、だから。って僕って本当に駄目な子だね。
未練がましくって我侭で意地汚くてトラブルメイカーで。
でも、どんなことしても亮輔を…亮輔の暖かい腕の中を誰にも渡したくないってのは本当だよ？
返事なくてもいいからそれだけでも信じて。お願い。
あいいえうお。おおうえ』

永遠に亮輔の事だけ愛してると勝手に誓ってる優夜より。