みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第45章 第四十五話 もう少し待ってね亮輔
冷蔵庫の中を覗くと何も無かった。いやあるにはあるんだけど大半がお酒とおつまみ程度。
手紙を取った時に落ちてきた新聞に目を走らせながら僕自身が死んで四年も時が流れ去った事を知る。
財布をポケットに入れてそそくさと二十四時間営業のスーパーに買い物。
帰り道は遠回りになりすぎるが亮輔の家の前を通過する。
僕が生きてた時暮らしていた家はまだあって亮輔と僕の帰りを待ちわびていそうな雰囲気だった。
「この家がどうかなさいましたか? 」ふと声を掛けられ、声のしたほうを見ると国久と康宏が不思議そうな顔して覗き込んでいた。
「いえ、ただ、この家に住んでいる人は元気かな?って思いまして。ちゃんと食事食べて寝れているんだろうかと」
(自分が優夜本人だって言っちゃいけない。それってすごく辛いな。国久も康宏も暗い雰囲気を纏ってるし。大丈夫かな? )
「どうした? あれ? 優夜? じゃないよな。すみません。あまりに知り合いに似ていたもので」二人の奥から顔を出してきた亮輔についつい見とれてしまう。
三人でごそごそ話して何かを決めたらしい様子で国久が告げてくる。
「もしご迷惑でないならご飯でもご一緒しませんか? 」にっこり微笑み、食事に誘ってきた国久は小学校の時に僕に向けてくれていた笑顔のままだった。
誘いを無下に断ることも出来ず亮輔の家に約四年ぶりに入る。
(変わってないな。亮輔はちゃんと料理してるのかな? ご飯の栄養偏ってないかな? 僕が作らないとお酒とおつまみでご飯終わらせちゃうから心配なんだよね)色々考えつつ色んな所をチェックしていく。
他の人間が入った形跡がないか、亮輔と今現在付き合ってる人の雰囲気がないかどうか。
キョロキョロ忙しなく見回す僕に康宏が提案してきた。
「お客さんで来て頂いたのに申し訳ないんですが、一緒に料理しませんか? ここの台所って僕あんまりわかんなくて。一人で探すより二人で探した方が早いかな?って」満面の笑みを浮かべ康宏が誘ってくる。
別に僕が居なくてもわかるはずなんだ。康宏は頭いいし調味料も僕より間違えないし。極めつけは何を作っても僕よりも康宏の方が美味しいって事。何だか悲しくなってきちゃった。
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