みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第42章 第四十二話 絶望
そっとドアを開けて康宏を部屋に招きいれる。
「康宏。もういいよ。僕こそごめんなさい。いっぱい迷惑や心配掛けさせてその上何も僕は知らないで自分の事ばかり考えて。勝手すぎるよね。僕っていつまで経っても子供だなって良く思う。我侭で意地っ張りで自分の事しか考える余裕無くて」康宏を抱きしめながら呟く言葉に自分自身で昔と何も変わって無いんだと少しへこんでしまう。
「ごめんなさい……亮輔兄ちゃんにも優夜兄ちゃんにも黙ってた。これ以上二人苦しめたくなくて、社長の辞任の事は亮輔兄ちゃんと国久と僕で話して優夜兄ちゃんには黙ってようって決めた事だけど、ずっと言えなかった。言いたくなかった。だから自分の気持ちの中に隠し続けようって思ってた。そっちの方が二人とも苦しまなくて済むと思ったから」わずかに廊下へと続く扉が揺れ、誰かが居ることに気付いた。
「ヤスヒロ。どういうことだ? 何を黙ってたんだ? 」亮輔の初めて聞いた暗すぎる声。
何を信じたらいいのか。自分が今見ている物や聞いている事柄が現実と捕らえたくない雰囲気が亮輔の言葉には纏っていた。
まるで目の前に地獄を見ているかのように顔面に血の気が無く亮輔の目に生気を垣間見る事も出来ない。
「亮輔兄ちゃん。優夜兄ちゃんの体、治ってないの。動脈瘤が次から次に出来上がる症状が今優夜兄ちゃんの体に出ていて、優夜兄ちゃんが亮輔兄ちゃんの事思い出す前に十数箇所に動脈瘤が見つかってたの。もうあんな精気の無い亮輔兄ちゃん見たくなかった。冷たくなった優夜兄ちゃん見たくなかった。あんな二人もう見たくなかった。だから、黙ってた。でも違うんだよね? 僕が黙ってて治る訳じゃない。僕一人が苦しんだら治る位だったらいくらでも我慢する。でも、違うんだよね? 」康宏は俯いて少しずつ話し始めその言葉を聞く僕は頭の中が真っ白になる。
目の前が真っ暗になって今僕が見ている世界は夢であって欲しい。
亮輔と離れたくない。頑張って亮輔の隣に戻って来れたのに。亮輔に触れ、会話してエッチしてこれからやっとずっと一緒に居れるって思えたのに。
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