みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第42章 第四十二話 絶望
濃厚なエッチをしてから一週間が経った頃国久と康宏が泊り掛けで遊びに来た。
僕は台所に行って国久と康宏のお茶を淹れ、リビングに運ぼうとした時ふと話し声が聞こえて足を止める。
「亮輔。そろそろ社長業復帰してくれよ。俺じゃ、経営も安定しないで会社傾いて大変なんだよ。亮輔なら何とか出来るだろ? お前しか出来ないんだよ! 優夜も元気になってきたし会社に戻って来いよ」国久は僕に気付く事無く必死に亮輔に詰め寄る。
亮輔は渋りながら何かを一生懸命考えてるみたいだった。
(仕事行く振りしてまで亮輔何処に行ってたの? 亮輔。何してたの? )急に僕の中で沸き起こった不安。
康宏が僕に気付いて国久を止めた時にはもう僕の頬に涙が伝っていた。
「優夜! もしかしてさっきの聞いてたのか? 勘違いするなよ? 優夜のせいで俺は社長を辞退した訳じゃないんだぞ? 俺は俺のやりたいことがあったから……」
それ以上は聞けなくて持っていたお盆ごと手放して急いで自分の部屋に逃げ込む。
僕の中で何か大きなものが大音量で崩れ去っていく気がした。
「もう! 亮輔兄ちゃんも国久もちゃんと考えて発言してよね? 二人はそこでちゃんと反省してなさい! 僕が優夜兄ちゃんの所に行って来るから」後ろで康宏の声が聞こえてきたけど、何が何だか頭の中グチャグチャで考えられない。
自室でドアに鍵を掛け、ドアを背もたれにして座り込む。
「優夜兄ちゃん? 黙っててごめんなさい。亮輔兄ちゃん仕事って言いながら出かけてたのは資格を取る為だったんだよ。優夜兄ちゃんの為に……亮輔兄ちゃんは、本当に優夜兄ちゃんの事大好きで大好きで優夜兄ちゃんから一秒も離れられなくて、それでも優夜兄ちゃんの為に何かしたいって何が出来るんだろうってずっと悩んで苦しんでそれで介護系の資格を優夜兄ちゃんの為だけに必死に勉強して殆ど寝ずに勉強して、見てるこっちの方が辛くなるほど意地張って。でもね、優夜兄ちゃん。これだけはわかって欲しい。亮輔兄ちゃんは仕事や社長っていう何百人の人間の人生より自分の苦労より何よりも優夜兄ちゃんが大好きなんだよ。だから僕は亮輔兄ちゃんにも優夜兄ちゃんにも悪い事してるのわかっててそれでも言えなかった。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめ……ん」だんだん康宏の声が嗚咽に染まっていき、最後はそのままストンと座り込んだのが雰囲気でわかった。
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