みんな・愛してるよ
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発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第39章 第三十九話 いういえ(キスして)
こんなの嫌だよ。
「そっか。康宏に伝えておくな。優夜は頑張りやさんだからもうつけなくても大丈夫だと思うぞ? 」にっこり微笑みながら優しくキスをしてくる。
「優夜。今から俺の言う言葉頑張って繰り返す練習しような? 早くこんなコード無くしたいだろ? 」
「うん」たまに何文字かは正常に言葉を言っている事すら今の僕は理解していない。
ただ、このコードを早く無くしたくて必死だった。
亮輔に罪の意識持ってるなんて知られたら絶対に嫌われる。
怒られる。
そして、許してくれなくなる。
だから知られる前にこのコードを失くさなきゃ。
ただそれだけが今の僕の望みだった。
その夜から僕と亮輔の練習が日夜行われる事になる。
亮輔にお願いした事は一つだけ。
言葉をちゃんと言えなかった時は僕の望んだ事を一切しない。
これだけ。
でも、僕がこれを決意するのは怖かった。
触れて欲しいと願ってもきちんと言えなければ触れては貰えない。
キスして欲しいと思ってもキスして貰えない。
それは僕にとって破壊的な苦渋なんだ。

「まず、何して欲しい? 優夜」優しく問いかけてくる唇。
「いすいえ」キスして欲しい。その優しい唇を味わいつくしたい。
「ん? 何だって? もう一度言ってみて、優夜」少しだけ寂しそうに聞いてくる亮輔に胸が痛むけど多分亮輔は僕の倍痛いはず。
それでも何度も何度も亮輔は僕がきちんと言えるまで付き合ってくれる。
もう、何百回キスしてっておねだりしたのかわからない程言い続けた。
「もう一回」亮輔はもう僕が何をして欲しいのか知ってる。
それでも僕が頑張るって決めたから亮輔一生懸命我慢してくれてるんだ。
僕の為に。
「キ…ス…し……て」おねだりし始めてもう外は少しずつ明るくなる頃ようやく言えたおねだり。
亮輔の唇が僕の唇に重なる時嬉しくてそして亮輔にちゃんと機械じゃなく僕の声で伝えられた事が。いや、亮輔がそれまで一緒に頑張ってくれた事が一番嬉しかった。だから一筋の涙が僕の顔を伝って落ちたんだ。
ゆっくり舌が入ってきて僕の舌を絡め取りゆっくり味わっていく。
僕も亮輔を、久しぶりの濃厚なキスを感じたくて亮輔の舌に絡ませる。
あまりに久しぶりだったから息をするのなんて忘れて僕たちは長い時間キスしていた。
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