みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第38章 第三十八話 あ・あ・い・あ(ただいま)
そっと亮輔の手が僕の頬に触れ、額に瞼に頬に耳に唇にと次から次にキスの雨を降らせてくる。
それは僕がちゃんと僕なのか確かめるように一箇所一箇所ゆっくりと。
「優夜。俺は朝ごはん作るけど、優夜も今日は一緒に台所来るか? 」優しく問いかけてきた。
一秒も一瞬も離れたくなくて急いで返事する。
「いーうー」やっぱり変だ。
確かに僕は行くとちゃんと一文字ずつ区切って言ったはず。
もしかして僕は言葉話せなくなっちゃったのかな?
「そっか。それじゃ、車椅子に移ろうな。お姫様抱っこしてやろうか? 優夜大好きだもんな。知ってるんだぞ。昔から優夜はお姫様抱っこ大好きだもんな」意地悪な所は相変わらずで、それが懐かしく少しだけふてくされる僕だった。
初めて気付いたが、ここは何処だろう?
自分の記憶の中にブルーを基調とした部屋は無かった。
薄いブルーの天井に壁紙。
そしてカーテンまでブルー。
カーテンの柄はたまに白い所があるから多分雲なのだろう。
亮輔の部屋でも僕自身の部屋でもあの家にはこんな部屋は無い。
それに天井に設置されたスピーカーと僕の頭の上にコードが垂れてきてる。
色んな場所を首が動かない為に目だけで確認していってる途中で急に頭が不安定に反れる。
「急に持ち上げたりしてごめんな。すぐに下ろしてやるからな」不安定さが怖くて亮輔の首に腕を回したいのに体がいうことを利いてくれない。
「あおおーおあい? 」試しにあのコード何?って聞いてみる。
本当に亮輔に僕の意味不明な言葉が伝わっているならばちゃんとコードが何なのか教えてくれるだろう。
「ん? あのコードってベットの頭の所にあるコードだよな? あのコードは俺しか優夜の言葉理解してあげれないから国久が康宏の為に購入してきたんだ。最新のやつなんだって。ま、俺はあんな機械の喋る言葉嫌いだし、優夜の言葉わかるから使ってないけどな」やっぱり理解してくれてる。
どれだけ長い時間眠っていたのかわからないけど亮輔は僕の言葉を意味が無いものから意味がちゃんと存在してると教えてくれた。
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