みんな・愛してるよ
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発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第38章 第三十八話 あ・あ・い・あ(ただいま)
それでも、僕は構わない。
亮輔を信じてただひたすら足を進める。
こうなったら自分の意地との勝負だ。
闇の恐怖に負けないよう亮輔の声を心に焼き付け懸命に歩いていく。
その先にあるのは地獄かもしれなくても亮輔さえ隣に居てくれると思える場所だったら例え地獄でも嬉しいと思える。
どれ位歩いてきたのかわからない。
それでも、後ろは振り返らずに歩く。
後ろを振り返ってしまえばもう亮輔と会えない気がしたから。

突然光に包まれ、目の前には僕の大好きな笑顔をした亮輔が居た。
(戻ってこれたの? 亮輔の隣にまだ居てもいいの? 神様。本当にいいの? 罪深いこの僕が亮輔の隣にまだ居ていいの? 嘘じゃないよね? 亮輔の所に戻って来れたんだよね? )亮輔の笑顔に包まれた僕の顔は殆ど動きはしなかったものの嬉しさで泣き、そして亮輔にただいまと言いたくてニッコリ微笑む。
「優夜どうしたんだ? 何処か痛い? 痛かったらちゃんと痛いって言えよ? ちゃんと俺はわかるから。他の人がわからなくても俺だけはわかるから」大好きな亮輔の指が涙をさらいながら軽く掠めるように唇が奪われる。
(亮輔の声だ。大好きな亮輔の指だ。亮輔。亮輔)
「ああいあー」僕の口から確かにただいまと言った筈なのに出てきたのは意味も理解しがたい言葉だった。
「どうしたんだ? いきなりただいまってお前はずっと俺の隣に居たんだぞ? 」何を言ってるんだ?って言いたげな声で亮輔が笑いかけてくる。
何故亮輔に僕がただいまって言った言葉が伝わったんだろう?
何で僕は喋れないの?
抱きしめれないの?
亮輔に触れたいのに。
ギューって抱きついて二度と離したくないのに。
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