みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第5章 お勉強の前に仲直り?
「意地っ張りじゃないもん…ヒック…ズー…体が勝手に動くだけだもん」シャックリと鼻水を啜りながら小さな反抗をする。
「ふふっ。これを見ても? 優夜のお母さんが言ってたよ。たまに朝優夜の部屋を覗くと口にガムテープ貼ってる時があってそれを見た時はこの子はまた寂しい想いさせたんだなってそれが凄く辛くて悲しいって言ってたよ。それがいつの間にか癖になっちゃって泣く度にガムテープ貼ってたんだってね。これからはこんな事する前に僕の所に来るんだよ? 判ったかい? 」片手で抱きしめて空いてる方の手で僕の頭を撫でてくれる優しい亮輔兄ちゃんの手。
「うん。判った」まだまだ涙は止まらなかったが、それでもなぜか気持ちが満たされた感じを僕は感じていた。
暖かくて安心できる今現在僕にとって一番頼りになる手なのかもしれない。

僕自身にとって昨日までは他人の手なんて恐怖のみでしかなかったのに何故か亮輔兄ちゃんの腕の中に抱かれていると安心とか安らぎしか感じられない。
今日一日で自分が理解した事は多く、これまでの人生を覆すような出来事ばかり。
亮輔に出会う前までは泣いたとしても、まれに国久が隣に居たのだがそれ以外は泣くとき専用のあのぬいぐるみの前でしか泣かなかった。
母親の前ではそれこそ気合のみで堪えていたし、泣く時も声を殺す為にこっそり買って部屋に隠してあるガムテープで自分の口を塞ぐ始末。
良い言い方をすれば健気。悪い言い方をすればM? 傍から見ていたとしたらただ単の意地っ張りであり、馬鹿の類に属してもおかしくない行動を取ってる。
声を思い切りだして泣いたのは亮輔相手が初めてで、どうも僕としては落ち着かなかったのだがこの腕に包まれている間はその変な感覚も消えている。
それはあたかも亮輔兄ちゃんの前では全てを許されている様な錯覚を感じてしまう。
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