みんな・愛してるよ
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発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第37章 第三十七話 永遠
優夜は一命を取り止め、今は自宅療養に切り替わったが、優夜の発する言葉は母音だけしか言わない。
失語症といって、言葉自体を忘れてしまう症状なのだそうだ。
ただ、俺は思う。
優夜は言葉なんて忘れてない。
言葉はたとえ忘れたとしても気持ちは理解している。
だから毎日朝起きると優夜の隣に行き、声を掛ける。
「優夜。おはよう。朝だぞ。今日も楽しく過ごそうな。大好きだぞいつまでも永遠に」言葉を紡ぎながらそっと意味もわからない言葉しか言えなくなってしまった優夜の唇にそっとキスをする。
すると、ほんの少しだが、笑うんだ。
優夜が。俺の大好きな笑顔で。
以前みたいにはっきりしたような表情じゃない。
それでも嬉しそうに笑う。
「あー。うーーー。あーー」意味を成さない言葉は普通に喋っていた時よりも遥かに俺の気持ちに届いてくる。
さっきの言葉は絶対にこう言ってるんだ。
「永遠に。大好きだよ。亮輔」って頑張って言ってるんだ。
俺にはわかる。
俺だけにわかる言葉。

優夜もう二度とお前を離さないからな。
もう迷わない。
迷わせない。
俺だけがお前を縛って逃げられないようにお前が望んだように雁字搦めにして捕まえておいてやる。
だから安心して俺の横に居てくれ。
ずっと。
ずっと。
永遠に。
俺だけの優夜で居てくれ。
そしてこうやって俺の手で公開する事を許してくれ。
俺はお前だけ隣に居れば何も怖くないし何もいらない。
俺はお前が……優夜以外は何も見えないんだから。
でも、優夜が頑張った事、苦しんでもそれでも一途に俺を思ってくれたその気持ちだけは色んな人の心に残せればと思うんだ。
そうしたら俺やお前がこの世のものじゃなくなっても永遠に生き続けて一緒に居られるだろ?
俺たちは永遠に。
体が朽ち果てても永遠に。
この魂が消えても永遠に。
一緒で一番大好きなんだから。
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