みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第37章 第三十七話 永遠
数日後会社に音沙汰無く休みまくっていたツケが重なってとうとう呼び出された。
仕事に手が付くほど俺は頑丈じゃない。
それでも、山のようにある仕事。
全てぶちまけて今すぐ優夜の元に走って行きたい。
でも、社長の俺はそれだけは出来ない。
何百人の命を支えてるのだから。
書類の山の隣に何故か一つだけ封筒が置かれていてその封筒を見ると宛名は俺宛で、送り主は作者からだった。
急いで封筒を開封し、中に書いてある文章を読み進める。
「数ヶ月前作者は亡くなり作者の遺言でこの手紙を送らせていただきました。突然お手紙出して申し訳ないですが是非目を通していただければと思います」その手紙の他に何十枚も重なっている紙に目を通す。
いつか。スペースワールドで見た文章のままだった。
一枚目の裏にミミズ字で何か書いてある。
「亮輔。お前がこれを読むときはお前の隣に優夜居ないだろう? これはお前たちの原本だ。でも、優夜が言葉を忘れてしまえば自動的にここに書かれる文字は止まるだろう。優夜からの頼みで俺はこれを公開する事をやめた。亮輔。お前がどうするのかを決めろ」それだけ書かれている裏を無視して先に読み進めていく。
何時間も没頭して読み続け優夜がどんな気持ちだったのか。そしてどれだけの恐怖を感じていたのか。最後に何を思っていたのか知りたかった。
日記を買ってきたと書いてあるところからその後が変だった。
日記を書いている内容も日記で読んだのとは完全的に異なり、こっちの紙の束は明るい内容しか書かれていない。
優夜は器用で頭がいいからもしかすると気持ちで思っている事を隠して明るい気持ちで書いていたんだと思う。
それが痛々しさを強調し、俺の中に涙として溢れ出してくる。
そしてその日の夕方で俺は社長を辞任した。
一秒でもいいから優夜の隣に居てずっとずっと抱きしめて居たかった。
優夜が好きだと言った俺の腕の中で。
安心してちゃんと戻ってこれるように。
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