みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第36章 第三十六話 真実
(亮輔。今日頭痛かったから病院行ったんだ。そしたら未破裂型大脳動脈瘤ってのが見つかった。色々聞くと一年で一パーセントの確立で破裂するんだって。それにね、僕の動脈瘤は前例が無い場所に出来てるらしくて破裂した時にどれだけの確立で亮輔の腕の中に居れるかわからないんだって。僕、どうなっちゃうのかな? 死んじゃうのかな? 怖いよ…こわいよ亮輔。助けて。亮輔から離れたくない。でもね、僕って欲張りだね。そして僕は駄目な人間だ。亮輔の事苦しめるの判っててそれでも望んでる。死ぬとしたら亮輔の腕の中で抱きしめられながら死にたいって。だってどっちでも一緒でしょ? 同じ死ぬのでも一人で死ぬのも大好きな人の腕の中で死ぬのも同じ死ぬんだよ? 亮輔ごめんね。ごめんなさい。亮輔。許して。僕のわがまま許して。いつか来るかもしれない罪を犯すこと許して。亮輔だけは僕を嫌わないで。お願い。お願い。亮輔だけからは嫌われたくない。絶対に嫌われたくない。でも、死ぬなら亮輔の暖かくて優しくて少しだけ恥ずかしい亮輔の腕の中がいいな)次のページはめくれなかった。
涙で字が読めなかった。
ノートに落ちたのであろう優夜の涙の跡。
一人で病気と死という恐怖を抱え込んでいた優夜。
「亮輔兄ちゃん。優夜兄ちゃん今夜が峠だって。でもね、もう僕たちが誰か判らないだろうって。話も出来ないって。優夜兄ちゃん言葉の出し方忘れちゃうんだって」声のした方に視線を向けるとボロボロ涙を落とし続ける康弘が居た。
小さい時の俺と優夜が初めて会った時の優夜にそっくりだ。
いや俺が勝手に望んで見せている幻覚だろう。
康宏を引き寄せ抱きしめひたすら泣いた。
ここに居ない優夜。
一人で今も戦い続けている優夜。
俺の大好きな優夜。
ちゃんと戻って来い。
そしたら許してやる。
隠し事してた優夜お前の事を。
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