みんな・愛してるよ
みんな・愛してるよ
成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
みんな・愛してるよ 第36章 第三十六話 真実
その時に自分をわざと傷付けていた。
何故自分を傷付けていたのか今更何となく判ったような気がする。
遅すぎる。
何もかもが遅すぎる。
何であの時優夜に俺は言えなかったんだ?
俺の隣に居るのはお前一人でいい。
お前以外は俺の隣に相応しくないって伝えなかったんだ?
俺はバカだ。
優夜の事一番知ってるのは俺だと自惚れてた。
俺だけが優夜の全てを理解してると思ってた。
俺がバカなせいで優夜がいつもいつも苦しんでた。
俺は優夜に何が出来る?
俺が大好きな優夜に……何も出来ない。
もう優夜はここに居ない。
俺の隣にはただの空気があるだけ。
自分のエゴで大事な人を失った。

何時間優夜の事だけを考えていたのかわからない。
もう一生誰とも会わず会話もせず優夜だけを想っていたい。
優夜だけを感じていたい。
他の何も要らない。
不意に誰かが俺を抱き起こす。
「亮輔兄ちゃん。優夜兄ちゃんがこれを渡してって。もう僕はここに帰って来れても何も判らないか話せないだろうから亮輔兄ちゃんだけに見て欲しいって。多分机の引き出しの鍵だと思う。優夜兄ちゃん何度かそこに隠し物してたから」それだけ言うと小さく光る鍵を俺の手に握らせてくる。
こんな言葉が聞きたいんじゃない!
俺は優夜の言葉が声が感覚が匂いが優夜の全てを感じたいんだ! 
他の何も要らない!
名誉も地位も金も何もかも要らない!
優夜だけが居れば俺はそれだけで満足の大満足だ!
放心状態の俺の手から康宏は持って行き机の引き出しから何かを取り出し俺の元に持ってきた。
中に書いてあったのは悲痛な叫びだった。
誰にも言った事の無い優夜の叫び。
165
最初 前へ 162163164165166167168 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ