みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第36章 第三十六話 真実
無理な体勢のため俺は目を覚ますと優夜が隣で静かになっていた。
口に手を持っていくと空気の流れが無い。
一瞬にして頭が真っ白になる中すぐに助けたいのに俺の口からは言葉に出来なくて意味を持たない叫びにしかならなかった。
「あぁーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!! 」俺の全ての力の源の優夜。
全てを失う恐怖。そして優夜がここ最近ずっとおかしかった理由さえ気付いてやれなかった自分を呪いたくなる。
廊下からドタバタ国久と康宏が飛び込んできて、優夜を見た瞬間国久の拳が俺の頬に直撃する。
今までの国久は力を抑えてくれていたのだろう。俺の体が後ろにはじき飛びそのまま馬乗りになってきた国久の重いパンチが降り続けてくる。
痛みなんて無い。身体の痛みよりも遥かに気持ちが痛い。
優夜が呼吸を一人で静かになくした時、どんな気持ちだったんだろう?
苦しかっただろうか?
それとも安らぎの中に居たのだろうか?

康宏はベットの上に乗り優夜に何かしてる。
何を信じたら優夜は俺の隣に居てくれる?
優夜が俺の隣に居てくれれば俺の命なんていくらでもくれてやる。
人生なんてくれてやる。
欲しいもの何でも持って行け!
だから。だから優夜だけは俺から奪わないでくれ。
優夜が居なくなったら隣にいてくれなければ俺は…俺は……
殴り続けられる中優夜の腕が少しだけ上がったように見えた。
俺の望んでいる幻覚かそれとも本当の本当に現実なのかわからない。
ただ、康宏は優夜の手から小さく光る何かを受け取ったように見え、優夜の手から貰える康宏が憎かった。
間違っていると自分でも思う。
でも、優夜の手から何かを貰っている康宏が…康宏が……殺したくなる程憎い。
救急車のサイレンが聞こえ、優夜がどこかに運ばれる。
俺の……俺だけの優夜が俺から離れていく。
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