みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第34章 第三十四話 パンドラの箱
「国久。怒っても仕方ないよ。ちょっと優夜兄ちゃんと僕の二人だけにさせて。後でちゃんと話すから。ね? 」そっと国久の腕に康宏の手が添えられ、そっと僕から国久を離す。
悔しそうな顔をしながらも国久は静かに僕の部屋から出て行った。
「優夜兄ちゃんどうしたの? いつもの優夜兄ちゃんらしくないよ? いつもだったら亮輔兄ちゃんの腕グイグイ引っ張ってでもお見合い行かせないはずなのに」下から覗き込んでくる心配そうな目は僕の中にある不安や恐怖・怒り・憤りを増幅していく。
「僕らしいって何? 僕だって亮輔にお見合いなんてして欲しくない! でも、僕は止める事は出来ないの! 僕にはその権利の欠片も無いんだから! 亮輔自身が決めた事じゃなくても他の人が決めた事でももうどっちだっていいんだよ! 僕は亮輔の隣に居ちゃ駄目なんだ! 僕が隣に居ると苦しめちゃうだけだから! 」今まで必死に我慢してた憤りが爆発して、一番当たっちゃいけない罪も無い康宏に向けられる。
一番色んな事心配してくれた康宏に……
「そっか。何かあったんだね? わかった。優夜兄ちゃんが行けないなら僕が勝手に行ってきてもいい? それは余計なお節介かな? 」困った顔で尋ねてきた康宏。
その顔が僕を冷静にさせた。
「ごめん。言い過ぎた。でも、僕は亮輔の隣に居たら亮輔苦しませちゃうだけだから。僕は行けない。康宏が行きたいんだったら行っていいよ。止める権利も無いから……」それだけ告げると僕はベットに倒れこむ。
「ありがとう。それじゃ、行ってくるけどちゃんとご飯は食べてね」朝食を抜いた僕の事を最後まで心配してくれる優しい康宏の気持ちが今は切れ味抜群の刀みたいに痛い。
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