みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第32章 第三十二話 不安
「康宏ありがとう。ごめんね。でも、もういいんだ。僕はお見合いなんてしない。でも、亮輔自身どうしたいのかは判んないけど社長って立場考えると悩んでるみたいだし、どっちにしても亮輔は亮輔の人生で僕は僕の人生なんだよ。毎朝目を擦りながら作ってるお弁当だって僕が勝手にしてる事なんだからさ」康宏に笑いかけながらそっと諦めたような言葉を紡ぐ。
「優夜兄ちゃんがもういいって言うなら僕はこれ以上言わない。けど、これ以上優夜兄ちゃん悲しませたり苦しませたら僕が許さないからね! 」それだけ告げると康宏は国久を放置してさっさとリビングを出て行った。
「康宏。待ってくれよ。頼むから」鼻を押さえて国久は康宏の後を追って出て行く。
康宏が出て行った時に亮輔の腕の力が弱まり僕の膝の上にストンと落ちる。
「亮輔も嫌な思いさせちゃってごめんね。あと、お見合いしたかったら僕に構わずしていいよ。亮輔の人生は僕が決める事じゃないもんね。僕がお見合い断ったのは僕自身が一つ人生の選択肢を決めただけだから。それじゃ、背広暑っ苦しいから部屋で脱いでくるね」亮輔をリビングに残したまま自分の部屋へと歩いていく。
自室に戻り鍵を閉めて、ただ黙って思いに馳せる。
(もし僕が女の子だったら何にも問題なんて起きなかっただろう。でも、付き合えてたかどうかは謎だけど。亮輔やっぱり女の子の方がいいの? 離さないって言ってたけど亮輔にお見合いをどうするのか、なんて僕から聞くと絶対急かしてるように聞こえるだろうし、嫌な奴に見られそう。だから僕からは聞けない。でも、知りたい。そして知るのが怖い。もし亮輔がお見合いするってあの優しい声で言われたりしたら、その場で泣いちゃいそう。僕って本当に亮輔が居ないと脆いから……)考えてる間に涙が頬を伝っては落ちまた伝っていく。
床に落ちていく涙を拭う事の無いまま背広を脱いでパジャマに着替える。
着替え終わるとそのままベットに倒れこんで流れる涙を隠すように静かに眠りの泉へと落ちていくのであった。
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