みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第31章 第三十一話 誤解
気がつくと亮輔を突き飛ばし秘書室に逃げ込んでた。
(亮輔のバカ! アンポンタン! トンチキ! 鈍感! 大嫌い! でも、大好きだよ。何でいっつもこうなんだろう? 何で素直に喜べないんだろう? 僕だって亮輔としたかったはずなのに。亮輔の傍に居たいのに……)そのまま誰も居ない秘書室で身なりを整え会社の近くにある食堂へと就職してから初めて足を向ける。
お昼休みが終わって秘書室に戻ってきた僕はお茶も書類も全て先輩にお願いする。
お弁当の事があったからなのか亮輔が秘書室に入ってくることは無いまま、その日の業務を終えた。
その後は亮輔と顔を会わせにくくて、近くのカプセルホテルに足を向けながら携帯で康宏に電話する。
「もしもし。優夜兄ちゃん? どうしたの? 」元気一杯の声が聞こえてきた。
「康宏。ごめん。母さんに今日は外で用事があって泊まるって伝えてくれる? 」出来るだけ普通に声を出す。
「へ? 仕事で何かあった? 今日は国久も残業で遅れるらしいから話してよ。力になれる事はするからさ」心配そうな少し暗めの声が聞こえてきて涙が溢れてきた。
「ごめん。また後で連絡する。あと、母さん心配するだろうからちゃんと言ってね? こんな涙声って言っちゃ駄目だよ? 」声が震えて泣いてるのさえ康宏に伝わってるだろう。
亮輔と何かあったと伝えてるようなものだ。
(僕って卑怯。亮輔に言えないからって康宏に言おうとしてる。助けてって伝えたいのは一番に亮輔のはずなのに)
「わかった。今は聞かないことにする。でも、ちゃんと教えてね? 教えてくれなきゃ国久に泣きついて聞き出してもらって大事にしちゃうからね? 」最後の方はイタズラっぽく言いつつ、それでも心底心配してくれてるのがわかって少しだけ気持ちも落ち着く。
「うん。それじゃ、また後でね」そのまま通話を切り、僕は近くのカプセルホテルに足を進めた。
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