みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第30章 第三十話 暗転
(亮輔にも…って亮輔どうするの? 僕を捨ててお見合いして結婚するの? そしたら僕はどうなっちゃうの? そんなの嫌だよ。やだ)抑えきれない気持ちは涙に形を変えて僕の視界が歪んでく。
涙が頬を伝う時やっと僕は決心した。
(亮輔がどうするかなんて僕にはわからない。でも、僕は、僕は、僕にとっては亮輔しか触れさせたくない。触られたくない。触られる位ならこの命消してやる! )
「父さん。ごめん。このお見合いの話無かった事にして。僕好きな人居るから。その人裏切れないから。その人以外見えないから」そっと写真の貼ってある台紙を食卓の上に置きそのままリビングを出る。
亮輔の部屋の前まで行きそっとドアに手を掛けようとして止めた。
(だめ。今亮輔と顔あわせたら絶対泣きついて駄々捏ねて、亮輔自身が決めなきゃいけない事を僕が捻じ曲げてしまう。それだけはしちゃ駄目なんだ。亮輔の人生は亮輔が決めるしかない。人が決めちゃ駄目。絶対に亮輔自身が答えださなきゃ駄目なんだから。それで亮輔の隣に居れなかった時は……)ゆっくりと頬を伝う涙は床に落ち、僕をその場に貼り付けてしまう。
どうしても今以上の距離を離したくなくてドアの横の壁を背もたれにして座り込む。
これ以上涙が落ちないように膝を抱えて膝に瞼を乗せ、そのまま静かに涙でパジャマのズボンを濡らし続けた。
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