みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第24章 第二十四話 国久の隠し事と真実 優夜の恐怖と理解
「大丈夫。こいつら俺の舎弟だから。今まで隠しててごめんな。俺一応ヤクザのボスが親父だから」僕の目を見ず、まっすぐ前だけ見て言ってる国久は何だか寂しそうだった。
「ごめんな。もう、会いたくないだろ。これで最後にするから。今日だけは、今だけは許してくれな」視線だけ僕に向け、そのあとまた視線を前に戻す。
「く、くにひ、国久、国久ぁ! ヤクザだろうと何だろうと国久は国久でしょ! 関係ない! 今までもこれまでも僕の中では国久は国久なの! わかった? 」馬鹿な事をいう頓痴気の国久の頭を思い切り叩いてやった。
「おい小僧! 坊ちゃんに何やってるんでい! それ以上したらただじゃおかねーからな」隣で怖い声聞こえてきて体が勝手にすくみ上がる。
「イテテ、全く優夜にはいつまでたってもかなわないな。それと」始めは僕といつも話す口調で言ってたけど、最後はドスの思い切り効いてる声。
「俺の優夜になんて口利いてんだ? アァ!? テメーこの場で道路に蹴り落としてやろうか? それともコンクリ詰めにして海にでも捨ててやろうか? 」サラッと怖いことを平気で言う国久なんて拍子抜けしてしまう僕だった。

車が止まり、国久と僕は外に出て行く。
そこは何処となく見たことがある家並みで。
長い家の塀。
白い塀。
お城みたいな塀の天辺。
木作りの門。
和風の家。
そこまで考えるとさすがの僕も理解した。
僕が連れ去られてきた場所。
足がガタガタ震えてそのまま地面に尻餅をついてしまう。
両脇から国久のヤクザさんが抱え、中へと引きずりこまれる。
「中崎山(なかさきやま)組! 出て来い! 潰しちゃる! 」国久は怒声を発しながら玄関口の扉を開く。
中には何十人もヤクザさんがいらっしゃって、僕の顔も引きつる。
「コイツ怪我させた奴は誰じゃい! んで、コイツの肌に触れやがった奴も出てこいや! 」凄く怖いよ? 国久。
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