みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第22章 第二十二話 謎の少年
その日のお昼過ぎ亮輔が病室に飛び込んできた。
個室だったからよかったけど、大部屋だったら大変な事になってだろう。
亮輔が僕に抱きつき聞いてくる。
「優夜! 」
怒鳴り声みたいな大声出してくれるものだから、少しだけびっくりしてすぐに亮輔の口を押さえつける。
「しー! 初めて寝たような可愛い顔しちゃって……」布団をそっとめくり、少年の安らかな寝顔をゆっくり頭を撫でてあげながら眺める。
そこでようやく亮輔が初めて気付いたように少年を見る。
「優夜。この子誰? 何で優夜と一緒に寝てるの? 」
全く亮輔ってば面白い。
靴は片方僕の履いててもう片方は自分の履いてる。
それに髪はボサボサだし、服なんて子供みたいにボタン掛け違えてる。
でも、それが凄く嬉しい。
それだけ必死に僕の事探してくれたんだから。
「僕を命がけで助けてくれた子。この子身寄り居ないんだって。亮輔。お願い。お父さんとお母さんに頼んで一緒に暮らせるように出来ない? お願い。この子をまた一人ぼっちになんて出来ない」必死に頼み込み、亮輔もただ事じゃないと感じたらしい。
「優夜。ちょっと廊下出れる? 」詳しい事情を聞きたいのだろう。
そっと布団から出ようとするが、少年の手は唯一初めて気持ちと気持ちを交し合った僕の服をしっかり握り締めてた。
服を掴んでないと不安だったんだろう。
怖かったんだろう。
亮輔もさすがにそれを見たらゆっくり体を起こし、そっと部屋を出て行った。
それから数分後お父さんとお母さんがこっちに来るって言ってくれたらしい。
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