みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第22章 第二十二話 謎の少年
何とか病院を見つけ、緊急外来に飛び込む。
「すみません。お金は後でいくらでも払う! この子を助けて! お金なんて何億でも積んでいい! 僕の事なんて放り出して貰っても構わない! だからこの子を助けて! 」
受付のお姉さんはびっくりして少年と僕をすぐに治療室に連れて行ってくれた。
少年は弾のかすり傷だったらしくてすぐに治療が済んで僕の横に走ってくる。
「お兄ちゃんごめんなさい。そしてありがとう」僕に対して初めて向ける好意の笑顔。
心から笑うことを始めて知ったような少年の顔は嬉しかった。
「君。手術しなきゃ駄目だよ。弾が筋肉に挟まってる」先生はすぐにオペ室へ運ぶように看護婦さんに言ってたけど、僕は断固拒否した。
彼にはまだ僕が付いてなきゃいけないから。
「手術なんて受けない! そのまま弾引き抜いて! そのくらいの痛み我慢できる! あと、出来れば今から言う番号に電話掛けて、亮輔って人呼んでくれませんか? 」自宅の電話番号を告げると、キャスター付きのベットが運び込まれてきた。
静かに寝ていたベットから飛び降り、先生の机の上にあったピンセットを奪い取る。
「君! 何をしてるんだ! すぐにこっちのベットに寝なさい! 」必死の顔して、僕に近付いてくる。
「嫌だ! 僕は亮輔のものだ! 亮輔が望むならする。でも、亮輔は今居ないから自分でする! 」
そっとピンセットの先を傷口に埋め込む。
激痛がはしるけど、そんなの亮輔と会えなくなるよりも痛くない。
肉体の痛みはいつか消える。
でも、心に負った傷はずっと消えるものじゃない。
癒える事もない。
ずっと休む暇もなく激痛を与え続ける。
それよりも何倍も楽だった。
ピンセットの先が何かに触れる。
ゆっくりピンセットの先を移動させてピンセットで弾を掴む。
一気に引き抜いた方が痛みは少ないかもしれないけど。何回もこの激痛は耐えられない。
一回で済ませるためにゆっくり引き抜いていく。
「ぐっー! が−−−−!!! うーーーーー! 」果てしなく続くと思えてしまう激痛を脂汗をかきながら必死に堪え、ゆっくりと確実に引き抜いていく。
「やめなさい! 下手したら君の右腕は動かなくなるぞ! 」先生が手を伸ばして左腕を捕まえようとするけど、僕は必死に逃げ回る。
移動するたびに折角引き抜いた弾が奥の方に戻る。
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