みんな・愛してるよ
第1章 第一話 俺の兄貴はネボスケ
休日になると兄貴はネボスケになる。
兄貴は頭良くて髪は黒色で短髪。顔立ちもすっきり整っててかっこいい。
でも、僕は。どっちかって言うと、可愛いって言われるタイプ。背がちっちゃくてネコとかハムスター辺り想像してもらった方がわかりやすいかもって位にちょろちょろ動いて可愛がられるタイプらしい。自分で言ってちゃ世話ないけど、周りのみんなが言うんだから仕方ないでしょ?
俺はいつも通り起きて、飯食って、兄貴起こしにいく。でも……
全く、兄貴ってば休日になるとどうしてこんなに寝ぼすけになれるんだろう?
ま、僕としては好都合だけどね。
でも、兄貴の事だからどうせイタズラ程度にしか思ってないんだろうな。
何でかって? それは僕の責任です。
だって兄貴にばれて嫌われたくない。
だからイタズラって言ってごまかしてる。
でも、絶対に変。普通性的なことしてる相手に対してイタズラで済ませれる兄貴がどれだけ鈍感なのか。
普通気づくでしょ?
僕としてはとてつもなく頑張ってアプローチしてるつもりなんだけど……
一回だけは怒鳴られたな。
やっぱりあれはまずかったかと、静かに回想を始めてしまう。
ある日いつも通り兄貴は起きてくるのが遅かった。
母さんから借りた鍵を使って兄貴の部屋に忍び込み、違うな。堂々と進入し、兄貴が寝てる事を良いことに欲求不満だった僕は兄貴のパジャマを下着ごと下ろした。
それでも兄貴は起きなかったからマジマジ兄貴の下半身を覗いてたんだ。
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