メトセラの仲間たち - 新進画家に復讐してください -
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発行者:海原 灯
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:メトセラの仲間たち

公開開始日:2013/07/18
最終更新日:---

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メトセラの仲間たち - 新進画家に復讐してください - 第8章 ルディアンの杞憂
 子供に裸のモデルをさせただなんて噂を立てられたら、すぐに広まるだろうし…と、サマンドは冷や汗をかき始めた。アルファロの様子からすると、どうも…、冗談でしたじゃ済まされない気がして。色々考えてると、頭が痛くなってきて、やっぱりダメ…と、サマンドは折れた。
「…あの、ごめんなさい。嘘よ。あたしは、人物画は普段は描かないし、アトリエの絵、見たでしょ!? 裸体なんてのも全然興味が…」
「う、嘘じゃないもんっ。モデルは本当だもんっ! あたし、やる!!」
 慌てるセリエルの頭を、サマンドが撫でる。
「ありがとう。あたしも、できたらあなたを描きたいわ。でもその前に、お兄さんに許可を…」
「それでもダメ」
 アルファロが、再度、拒否する。付け入る隙がなさすぎて、サマンドは苦笑した。
 それでも諦めきれずに譲歩してみるが、アルファロは首を縦には振らない。それどころか、
「良かったら、あなたも一緒についててくれれば、問題はないかと思うけれど」
「あるだろっ」
顔を赤くして即答された。
「あ…そっか…、そうよね…」
 一度失った信頼は、取り戻しづらい…というより、いくら妹でも、肩や背中を出してる姿は、目のやり場に困るか。
 本当は、ちゃんと服を着た、今の状態のままで良いんだけど、撤回しても、信じてもらえそうにない。
 あぁ、失敗しちゃった…と、落胆したサマンドの腕を、急に立ち上がったセリエルが強引に引っぱった。
「行こっ。サマンド。あたしは、自分のやりたいことは、自分で決めるの! アルファロの命令なんか、聞かないんだからっ!!」
「え? 今から!?」
 勢いに押され、サマンドも立ち上がるが、アルファロの目が気になり、しどろもどろになる。それでも、どうにもセリエルが怒ってるものだから、結局は、つられて店を出てしまった。
「あ、ちょっと待て!」
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