陵辱・望まない絶頂が悔しくて
第3章 狭間志保編
「お前に何がわかるんだ!?」
「わかんないわよ」
「なにぃ!?」
坂木が声を荒げる。
それをばっさり斬る利恵。
ずかずかと坂木が利恵に近づく。
真衣はそのがさつな迫力に身体が震え後ずさりをしてしまう。
利恵の胸ぐらを掴もうと手を伸ばす。
「狭間志保を犯るんでしょ!」
利恵の言葉に坂木の手が止まった。
「もう段取りは考えたわ」
「なっなんだと!?」
「犯るの!?犯らないの!?」
坂木は利恵の反応に面食らっていた。
何より利恵の手際の良さに。
皆が利恵に信頼を寄せるのもなんだかわかる気がしてきた。
「犯る!あいつは許せん!」
「ならそこ座って」
「あっああ!?」
「打ち合わせするから!」
「わっわかった…」
坂木が利恵の言われた場所に座る。
真衣は利恵が坂木をうまくコントロールする姿を見てあらためて認識した。
坂木と戦うには利恵の力が絶対に必要であるということを。
「真衣もこっち来て!」
「あ…うん」
強姦行為に手を貸すなどもってのほかだが今は仕方なかった。
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