陵辱・望まない絶頂が悔しくて
第3章 狭間志保編
ショートボブの髪型に、
やや幼い印象の顔をしている。
それでいて身体は発育が良いらしく妙に大人体系なのだ。
おまけに巨乳ときた。
おそらく真衣よりも大きい。
ロリっぽいという言葉があてはまる。
本人もそれを知っているのか、
やや化粧が厚かったりする。
顔を大人の雰囲気にしたいのだろう。
それがまた妙な色香を出すのだ。
坂木が志保に近づいていく。
真衣は息を呑んだ。
利恵はそんな志保を見ながら馬鹿だなと薄ら笑いを浮かべていた。
なんとなく展開が読めたのだ。
自分の役割も。
それを考えると疼く。
「狭間!」
「…」
坂木が怒鳴るが志保は返事をしない。
何事も起きていないかのように携帯を軽やかに弄り続ける。
「おい!返事をしろ!」
「…」
「聞いているのか!?」
「聞いてません」
「なっなんだと!?」
坂木の額には青筋が浮かんでいる。
完全にぶち切れている。
「今は体育の授業中だぞ!」
「今日は体調が悪いので見学します」
「体調が悪いってなんだ!?」
「生理です」
「俺は聞いていないぞ!」
志保が携帯を動かす指を止めた。
そしてため息をつく。
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