陵辱・望まない絶頂が悔しくて
第2章 黒崎真衣編
「次はお前だ梨恵!」
「ちょっ何!?」
坂木が放ったその言葉を、
梨恵はすぐに理解できなかった。
真衣に覆い被さる姿勢から反転、
坂木が梨恵に突進してきた。
梨恵は逃げようとしたが、
咄嗟のことに反応できなかった。
なにより坂木の動きは速かった。
でっぷりとした腹、
その体系からは予想できなかった。
坂木は梨恵の左腕を右腕で掴むと、
捻り上げ後ろ向きにさせた。
「ちょっ!どういうつもりよ!」
「どういうつもりもなにもあるか」
「私は味方でしょ!」
「味方だぁ!?」
「言われた通りやったでしょ!」
「ああそうだな、お前は優秀だよ」
「だったらなんでよ!?」
「だからご褒美をくれてやる」
「いっいらないわよ!」
「まあそう遠慮するなよ」
がちゃりと金属音がした。
そして梨恵は両手の自由を失った。
手錠だった。
後ろ手の状態で拘束されたのだ。
「坂木ぃー!」
「坂木先生だろうが!」
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