七福神の殺意
七福神の殺意

発行者:豊道 豊
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ジャンル:ミステリー・推理

公開開始日:2013/04/03
最終更新日:2013/04/03 10:48

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七福神の殺意 第2章 第一章
辺保恭介は、言葉を切った。
「・・・そうですか・・・。」
女は一寸考えるような仕草を見せて、
「あのう・・・ぶしつけなお願いでは有りますが・・・。これも何かの縁でしょうから、主人のお通夜にでて線香の一本もあげてやっていただけないでしょうか・・・・。お忙しい事だとは思いますが・・・。同じ趣味の、お仲間が来ていただけると、主人も喜ぶと思いますので・・・。」
女は、頼み込むように頭を下げた。
「はあ・・。そうですね・・。私も、今日はどうやら帰れないそうも無いですから、場所を教えていただければ、後ほど参ります。一寸宿を探さなければいけないみたいですから。」
恭介が言うと、女は、顔を上げて、
「宿・・・ですか・・・?」
「はい、私に嫌疑がかかっているらしくて、その嫌疑が晴れるまでは、近くで、居所をはっきりしていてくれと、警察から言われまして・・。」
恭介が淡々と答えると、女が、一寸考えて
「あのう・・・もし未だホテルがお決まりで無いようでしたら、私どもの家の方においでになりませんか・・?離れが有りますので、そちらで宜しかったら使ってください。何分この様な取り込みの最中ですので、十分なお持て成しはできませんけど。」
辺保恭介にとっては、渡りに船の言葉であった。
辺保恭介は金を持ってなかった。
「私がおじゃましても宜しいんですか?」
「私は助かりますが、何しろ、釣りに来ただけで、持ち合わせもあまりなくて・・・・。」
辺保は照れくさそうに頭をかいて見せた。
「はい、是非。」
辺保恭介は女の意図が分からなかったが、懐が寂しかったのと、ひょっとしたら、と言う思いもあってその申し出を受けることにした。
被害者の妻と言う目の前の女は、沸き立つような色香を臭わせている。
辺保恭介は、頭の中で目の前の女の衣類を脱がせていた。
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