七福神の殺意
七福神の殺意

発行者:豊道 豊
価格:章別決済
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ジャンル:ミステリー・推理

公開開始日:2013/04/03
最終更新日:2013/04/03 10:48

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七福神の殺意 第12章 第十二章
恵美は、今年大学を卒業したばかりだが、昨今の就職難で、未だに就職できず、一応、父親の金融業を手伝ってはいるが、毎日恋人の藤田武と一緒に遊び歩いていた。
正勝はかなりあくどい取り立てをやっていた。
そのため、ドスの利いた声で、口汚く話す癖がついていた。
正勝は飲みながら、家族にさんざん悪態をついて少しは落ち着いたのか、しばらくすると妻の静香を伴って寝室に上がっていった。
居間には律子だけになった。
時計を見上げると、もう十二時を回っている。
律子は康夫に女がいることは知っていた。
証拠はない、証拠はないが女の勘でそれは分かる、時々肌着に女の移り香がついているときがある、しかし、律子は何も言わなかった。
律子は寡黙な女であった。
夫の康夫が、女の所へ行って、帰りが遅くなっても黙って待っている。
康夫は、今まで女の所へよっても必ず十二時前には帰宅した。
しかし、今日は、すでに十二時を回って一時に成ろうとしているが、康夫が帰る気配はない。
律子は康夫を待っている間にいつの間にか眠ってしまっていた。
 
 
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