梨乃3 痴女編
梨乃3 痴女編
成人向完結
発行者:竹井克
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2013/03/27
最終更新日:---

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梨乃3 痴女編 第6章 6
 自分の頭を殴り付けていた。
 何度も、何度も。
 思い切り。
 両の拳で交互に、何度も。
 続いて両手で頬を打った。
 二度、鈍い音が響いた。
 耳鳴りがして、頬がじんじんとうずく。
 ただ、それだけのことであった。
 自分を殴ってみたところで、なんにもなりはしなかった。
 ここは梨乃の自室である。
 学習机に着いて、ずっと伏せっていたかと思えば突然起きていまのように自分を殴ったり、大声で喚いたり。どうにもしようがない罪悪感が、一向に薄れることなく、いつまでも頭の中をぐるぐる回り続けていた。
 今日の昼、梨乃は本間健二たちに命令されて、児童公園で遊んでいた小学生の男の子三人に声をかけ、肉体の関係を持った。
 先日、電車内で見ず知らずの青年と性行為をした時と同じように、バッグに忍ばせたビデオカメラで事のすべてを撮影をした。
 本間健二たちはオナニーに使おうとか、製作会社に売り込もうなどといっておおはしゃぎで喜んでいたが、梨乃の気分は最悪であった。
 それも当然だろう。高校生相手ならいざ知らず、まだ性についてろくに知識もない幼い子供を相手にそんな関係を結んでしまうなど、よいことのはずがない。
 子供たちは、なんだか分かっていないぽわーとした表情で公園から帰っていったが、絶対に歪んだ性概念を植え付けてしまったに違いない。
 そうした罪悪感が、最悪の気分になっている原因の一つ。
 もう一つが、自分自身のことだ。
 命令されて嫌々やらされただけ、という被害者面をして、本当はすべて自分の願望なのではないか。
 そういう思いがあり、それを否定したい気持ちも当然あり、それがぶつかり合えば合うほど、凄まじいまでの自己嫌悪にどんどん気分が落ち込んでいった。
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