梨乃3 痴女編
梨乃3 痴女編
成人向完結
発行者:竹井克
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛

公開開始日:2013/03/27
最終更新日:---

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
梨乃3 痴女編 第4章 4
 男の子が三人、はしゃぎながら走り回っている。
 小学校中学年であろうか。みな幼く見える。
 ここは住宅街外れの児童公園。鬱蒼とした木々に覆われており、住宅に隣接しているというのに世間から完全隔離されているような雰囲気を感じさせる。
 木村梨乃は隅っこの一際鬱蒼としたところにあるベンチに腰を下ろして、子供たちが遊んでいるのを眺めている。
 高校の、制服姿だ。
 ねえ、と梨乃が声をかけたのは、一人の子がボールを追ってこっちに近付いてきたタイミングだった。
「ちょっと脚が痛くてさ。歩けなくて休んでるんだけど。よければ、さすってくれないかな」
 幼い顔をした男の子に、梨乃はそうお願いをした。
「……自分で触ればいいじゃん」
 男の子は、女子高生に突然そんなことをお願いされ、ちょっと不信に思ったのか、いぶかしげな表情で返答した。
「腰がどんどん痛くなってきて、屈めないんだよね。嫌だったら、お友達に頼んでよ」
 梨乃は、すらすらとそんな台詞をいいながらも、内心では恥ずかしくて死にたくてたまらない気持ちであった。
 本間健二たちに脅さて命令されているとはいえ、小学生の子供相手にこんなつまらない芝居などして。自分が最悪にみっともなかった。
 でも、やるしかなかった……
 男の子は、友達を手招きで呼んだ。
 鬱蒼とした、仮に周囲に人が来ても簡単には気付かれないような木々の下で、ベンチに座る梨乃の前に男の子が三人、集まった。
 幼い顔で、なにやら小さな声で相談し合っている。
「それじゃあ、おれやってやるよ」
 一人が手を上げた。
「さすが健介、チビだけど大人ぁ」
 健介、といわれた背の一番低い男の子が、友達にからかわれながら梨乃の前に膝をついた。
「ありがとね、僕。腰も脚も痛くて歩けなくてさ、楽になれば家に帰れるんだけど」
「どうすればいいの?」
 健介は梨乃の顔を見上げ、尋ねた。
20
最初 前へ 17181920212223 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ