梨乃3 痴女編
第2章 2
本橋次郎はより力を入れ、乳房を揉んだ。
はっ、はっ、と、梨乃の口から喘ぎにも似た声が漏れた。
梨乃は、体内に捉えた男性をぎゅっと締め上げつつ、リズミカルに身体を上下させ続けた。
「ああっ、出る出る出るううっ」
本橋次郎が、天を仰ぎ、情けない声を上げた。
梨乃の身体の中で、本橋次郎がぐうっと膨らんだ。
「あはああああっ」
体内に熱いものが放出された感覚に、梨乃は叫んでいた。
本橋次郎は、身体をぶるぶる震わせながら、梨乃の乳房を強く強く掴み、揉みしだいた。
ふうううう、と、本橋次郎は満足そうな息を吐いた。
「はい、寝そべって脚を開く」
成宮信也の指示に、梨乃は本橋次郎から下りると冷たいコンクリートに寝そべって膝を立て、脚を大きく広げた。
緩く開いた肉ヒダの間から、とろとろと、本橋次郎の放った白濁とした液体が流れ出した。
成宮信也は、カメラをそこへ向けると、ズームで撮影した。
「次、おれいこうかなあ。カメラよろしく」
と、成宮信也は本間健二にビデオカメラを渡すと、自らズボンのジッパーを下ろし、勃起した男性を引っ張り出した。
「登場人物Cが登場。男を犯しまくってぐったりしてる痴女に遭遇して、逆に襲っちゃう」
いうが早いか成宮信也は、梨乃の脚をさらに大きく広げると、肉ヒダに先端をあてがって、一気に突き入れた。
股間と股間がくっつき、
「あああああっ」
と梨乃はびくりと痙攣し、叫んだ。
成宮信也はゆっくりと腰を前後させ始めた。
「ん……うん」
梨乃は目を閉じ、声を漏らした。
と、その時であった。
電車到着のアナウンスが流れ、響き渡った。
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