梨乃2 混沌編
第7章 7
過去の自分から立ち直ったとなると、ますます募るのが、これまでの罪悪感であった。
であればこそ、もう絶対に、愛のないセックスなどはしたくなかった。
これ以上堕ちるのは、断じて嫌だった。
対して持田は、先ほど自分でもいっていた通り、梨乃がこのような清純そうな態度を取ることが許せなかった。
他人の彼氏を奪っておいて、何様のつもりだよ、と。
まるで反省などしていないじゃないか、と。
そんな態度を取るというのであれば、淫乱で最低最悪な言葉をその口から吐かせて人間的に底辺にまで突き落としてやった上で、たっぷりと永田たちに犯させてやろう。そう思っていた。
しかし、ひたすら抵抗するばかりで、まるで処女がレイプでもされるかのような気取った態度を取り続ける梨乃に、持田はすっかり頭に血が上ってしまっていた。
何度も何度も、脇腹を蹴飛ばし、
何度も何度も、拳で梨乃の顔を殴り付けていた。
それでも魂のレベルを落とすまいと必死の抵抗を続ける梨乃に、持田の忍耐は限界に達していた。
「もういいや! これ、突っ込んじゃえ!」
持田は、もう一発梨乃の顔を殴ると、先ほどから梨乃の中心部に先端を当てがって侵入の準備をしている永田の、硬い物をぎゅっと握り、しごいた。
「了解」
永田は、持田に握られたままの先端部分を、大きく脚を広げている梨乃の肉ヒダの中央に、うもらせるように押し当てた。
「やだ、やめてやめて!」
懇願する梨乃。
だが永田は聞く耳持たず。梨乃の腰を両手でがっちりと押さえると、ぐっと自らの腰を突き出した。
梨乃の鋭い悲鳴が上がった。
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