一つ目狐の少女が泣いた
一つ目狐の少女が泣いた

発行者:鈴倉 蒼
価格:章別決済
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ジャンル:ファンタジー
シリーズ:一つ目狐

公開開始日:2013/03/21
最終更新日:2013/03/21 23:44

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一つ目狐の少女が泣いた 第2章 気づいた場所は。
なんとなく、今、この路地にいてはいけないような気がして、道に飛び出そうとした。
そこでまた馬の足音を聞いて走りかけた足にブレーキをかける。
直後、鼻腔を馬の汗のにおいがくすぐって、一瞬だけ茶色い体が目の前をよぎる。
それからゆっくり歩き出そうとして、呼び止められて振り返る。
おぞましいにおいを発する老人が、さっきの仏字新聞を持って立っていた。
「これ、お前さんのじゃろ。持ってきたんだから持って行きなさい」
つっけんどんに言い放ってそのままどこかに消えたが、口調は丁寧だった。
仕方が無いので受け取った新聞をポケットに入れようとした。
がそのまま落ちていったのでみると、大穴が開いていた。
仕方が無いのでいくらかきついと感じていたズボンの腰周りに差し込む。
それからしっかりと左右を確認して歩き出した。
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