青天の霹靂2
青天の霹靂2

発行者:まめ
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ジャンル:ミステリー・推理

公開開始日:2013/03/10
最終更新日:2013/03/10 10:36

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青天の霹靂2 第1章 事件の幕開け
 こうして、終わった二人の会談を岬と忍は知る由もなかった。

 パーティ会場は、オープン記念ということでそのホテルで行われた。

 都内からずいぶん、離れており、はっきり言って田舎である。

 でも、このホテルの売りは、自然にあるのではなく、この建物自体にあった。

 何でもヨーロッパから買い取った、いや正確には、奪い取った建物をそのまま移築したのである。

 岬のその建物を前にして「綺麗」でもなく、ましてや、「すご~い」でもなく、「うわ~、成金趣味の固まりじゃん」だったりする。

 夢もヘったくりもないことこの上ない。

 でも、場所柄は言うことなしねと岬は思う。

 これなら、何かあっても、警察は、すぐ駆けつけられない。

と、岬はニヤケるが、何かが足りない。

 それは、あまりにも、ホテルが綺麗すぎるせいだった。

 「最初のうちはウケるでしょうけど、すぐ飽きられるのが、目に浮かぶわ」

 「確かにな」

 廉が頷く。

 「でしょ?」

 「しかも、自然を満喫出来るとはいえ、こんなに何もないところでは、人を呼べないですし、近場にも人を呼べる施設が、何もないと来てるし。まぁ、難しい話は、はい、終わり。早く行こう」

 「ええ、そうですね。行きましょう」

 中に入ると、そこはまるで中世ヨーロッパ時代のようだった。

 豪華なシャンデリアに湾曲した階段が出迎える。

 今日はその下に、テーブルが置かれ、そこが、受付となっているようだ。

 その間に両開きのドアがあり、そこが、今回の会場のようだ。

 招待客も、もう大勢集まり、話し声が聞こえる。
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