新青天の霹靂
新青天の霹靂

発行者:まめ
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ジャンル:ミステリー・推理

公開開始日:2013/02/28
最終更新日:2013/02/28 17:06

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新青天の霹靂 第1章 青天の霹靂1
その、廉がなぜか、普段ガチガチの会社員スタイルが、今日はホスト風に決められていた。

 前髪を少し垂らし、セットされた髪型で眼鏡まで、色付きのレンズに変えている。

 まるで、ホストのような出で立ちの叔父の廉。

 年は叔父とはいえ、まだ30代と若い。

 「おじいさまに下駄占いで、廉とくれば、とうとう社長職解任されたとか?」

 「それの方が、まだ良かったよ。今までの、占いの中で一番ぶっ飛んでいる」

 深々とため息を付くと、岬の両肩に手をおいて、廉は言う。

 「諦めろ。この人の孫で生を受けた以上、もはや『平穏な人生』などないに、等しい。ちなみに、俺の社長の地位は、残念ながら安泰だよ」

 なぜか、廉は苦々しげに言う。

 「じゃあ、社長のイスに飽きたとか? で、転職を考えているの?」

 岬がそうでしょうと言うように言う。

 「社長のイスは、飽きたとかで投げられるほど、軽いものではないよ。で、ところで、岬さん、私の転職先は、どこなのかな?」

 ニッコリ笑って廉が言うから、気を良くした岬は、墓穴を掘った。

 「えっ、そりゃ、ホストでしょう?」

 「ふ~ん、岬が私のことを日頃、どう思っているか、よくわかったよ?」

 「う、嘘です。廉様には社長しか似合いません。はい」

 岬は焦ったように言う。

 「ところで、何念願の占いの結果って?」

 岬は廉に尋ねる。

 「聞かない方が良いと思うぞ」
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