唄う鳥・嘆く竜(前編)
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発行者:行之泉
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ジャンル:ファンタジー
シリーズ:唄う鳥・嘆く竜

公開開始日:2010/07/17
最終更新日:2010/08/08 22:41

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唄う鳥・嘆く竜(前編) 第10章 【 旅立ちの日 】 籠の鳥 ~ ライムント ~その2
 恐怖がクラウスを苛み、混乱する。
 クラウスは強い力で顎を掴まれていたから、言葉を発するのはままならない。
 だがそれは、変な言葉を発することも出来なかったから良かったのかも知れない。
 そうでなくては、ある事ないこと喋ってしまいそうだ。
 でも意思表示をしておかなければ、どんな事になるのか判らないから、視線を逸らし固定された顔を必死で横に振り否定を表す。
 怖くて、恐ろしくて、涙が溢れてくる。
 後から後から流れてくる涙。
「いい顔だな…クラウス」
 ライムントは嘲るような声で言った。
 声を聞き、クラウスは凍るような冷たいライムントの瞳を懇願するような哀し気な目で見つめ返す。
 クラウスの視線を受け、ライムントの目が心の底から楽しそうな色を帯びる。
「まぁ、今はそんな事どうでもいいか。どうせデーゲンハルトの事だ、もう遠くに行ってしまっているだろう。俺達に追えるはずはないし、しばらくは街に戻ってこないだろうな。焦っても仕方ない」
 嬉しそうな顔で独り言のように呟く。
「おい。お前知っているか。こいつは口も絶品なんだぜ。俺はそっちを頂くとするか」
 ライムントは喋りながら、自らのズボンをくつろがせ中心を引っ張り出した。
 凶器のような屹立がクラウスの口につけられる。
「なぁ。クラウスできるよな。この状態で逃げることが出来ないくらい、賢いお前の事だよく判るだろう。今は言うことを聞いてた方がいいゼ。口を開けろ」
 クラウスは言われた通りに口を開いた。
 開かれた入り口に男は自分自身を押し込んだ。
 クラウスの髪の毛を掴み、咽喉の奥まで押し込む。
 咽喉を刺激され吐きそうになるが、必死で押さえた。すぐに激しい抽挿がはじまる。
 恐怖と苦痛で気が遠くなりそうだ。
 行為自体はなれているはずだが、自らするのと強要されるのではまったく違う。
「歯を立てるなよ。歯を立てたらお前の歯、全部抜いてやるからな」
 楽しそうにライムントが告げた。
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