童話の世界
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発行者:まめ
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ジャンル:ファンタジー

公開開始日:2013/02/22
最終更新日:2013/02/23 23:28

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童話の世界 第1章 世界一の魔法使い
あるところに、それはそれは、不憫な魔法使いがおりました。だって、この魔法使い魔法使いなのに、魔法がたったの一個、それも不完全なものしか使えない。だから、魔法学校も卒業出来るわけが有りません。だからいつの頃からか、落ちて、滑って、転んでばかりだから、あいつはオスコだと言われるようになっていました。オスコも上手いなと思い文句も言いませんでした。でも、ある時、転機が訪れたのです。なんと、国から世界一の魔法使いとして認められたのです。
それは、今から百年ほど前のこと、国お抱えの占い師が言いました。
「明日、隕石が落ちてきます」
それを聞いた王様は、慌ててオフレを出しました。
「この隕石をなんとかできた者には、世界一の称号を与える」
といったからさぁ大変。まるで、お祭りであるかのように、出店まで出る始末。魔法に自信のある魔法使い達はこぞって魔法をかけていきます。小さくする魔法や綿に変えてしまう魔法。しかし、どれも効きません。魔法が効かないとなると、皆慌て出しました。残っているのが、オスコだけだったからです。みんな、もう駄目だと思いました。ですが、どうでしょう? なんと、隕石は通り過ぎていりじゃありませんか。王は不思議そうに聞きました。
「どうやったんじゃ?」
オスコは笑って言う。
「発想の転換ですよ」
その言葉に首を傾げる。
「皆さんの魔法を見てて、私の魔法がきく分けないのは、容易に想像できました。なら、取るべき方法はただ一つ、我々のすむ世界を消せばいい」
オスコの言葉に王は頷き、満足げに言った。
「そなたに、世界一の称号を与える。誰一人として、その発想にいかなかった。世界一の魔法使いを名乗るなら、その思考が大事だ」
王のこの言葉に誰も文句は言えませんでした。
でも、実は消したのが、いつ戻るかは、オスコにもわからないっていうのは秘密である。
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